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水産試験場や養殖場のいけすでのオゾンの活用

オゾンを混ぜ合わせ接触させることによりその殺菌力で、レジオネラ菌や大腸菌などの細菌やカビ菌ウィルスなどを瞬時に死滅させます。またその脱臭効果やお水の透明度UPにも貢献します。

処理過程


従来型


上記のような通常の処理過程を、下図の様にオゾン式水殺菌システム(完全オゾン方式)を噛ますことにより、機器通過時に無菌水および、透明度の高い水にします。


完全オゾン方式


オゾン発生装置 オゾンを発生させます。
混合器 オゾンと水を混合させオゾン水化させます。
反応タンク 約0.5ppm(ケースによります)のオゾン水をこの中で数分間接触殺菌させます。
排オゾン処理機 気化した残留オゾンを分解して排気します。
活性フィルター 接触殺菌を終えたオゾン水を普通のお水(お湯)に戻します。

オゾンまめ知識

オゾンの仕組みオゾンは、自然大気中に存在しており、酸素と同素体である無色の気体です。オゾンは、酸素分子と酸素原子からできています。1〜2分で酸素へ戻りますので残留性はありません。その濃度にさえ注意をすれば薬剤に比べて非常に環境にやさしい衛生管理を可能にします。
O2 + O = O3 (オゾン)
オゾンのもつ特徴として強力な殺菌力、酸化力、脱臭力、漂白力があげられます。

オゾン水とは?

これらのオゾンを特殊な技術により水中に溶け込ませた水自体に殺菌力のあるお水をオゾン水といいます。オゾン水の主原料は水と空気からできており、なんの添加物も使用しておらずオゾン自体が非常に不安定な物質である為残留性がない。以上の事から、オゾン水は生物分解を受けやすく、無公害であり、肌に優しく、安全性は非常に高い殺菌、脱臭、漂白水なのである。よって、赤ちゃんからお年寄りまで殺菌、消毒したい食品からおもちゃ、手荒いにいたるまで、何にでも安心して使用して頂けます殺菌水です。

なぜ、オゾン水化させるのか

金魚ばちの中でブクブクさせたようなお水では接触部分が少ないためにムラのある殺菌になってしまいます。これはオゾン水ではありません。本来の良質なオゾン水はオゾンをミクロな状態にしてお水の中に完全に溶解させているものを言います。水そのものに触れるだけで殺菌できるお水のことです。

紫外線殺菌方式との違い

オゾン方式 微弱オゾン+紫外線 紫外線方式
メリット ・殺菌
・脱臭
・水が輝く(透明度UP)
・殺菌
・脱臭
・水が輝く(透明度UP)
・導入コストが比較的安価
・省スペース
・殺菌
・導入コストが安い
・省スペース
デメリット ・導入コストが高い
・設置スペース確保
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オゾン水と他の殺菌剤との比較

殺菌水(薬品)名 オゾン水 強酸性水 塩素系殺菌剤 アルコール
2室方式 3室方式
ヌメリ除去 × × ×
除菌効果
脱臭効果 × × ×
周辺機器への影響 ×(さび) ×
手肌への優しさ ××
食材へのダメージ ×(味の変化) ×× ××
使いやすさ
次亜塩素濃度 0ppm 30〜70ppm 20〜60ppm 50〜200ppm 0ppm
安全性 ××
イニシャルコスト
ランニングコスト

効果

  • オゾンによる水の脱臭効果
  • オゾンによる脱色効果による透明度UP
  • 同水槽内での病原菌の感染による魚の大量死の防止。
  • 水が腐らなくなるために水の入れ替え周期が長くなる。
  • 牡蠣など内臓内の雑菌をもつ魚介類のグラム検査での雑菌検出数が低減します。

装置





装置に関する詳しいことはお問い合わせページよりお問い合わせください。


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