老人ホームでのオゾンやオゾン水そして紫外線の活用と使用例
システムの導入による効果
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オゾンガスは(浮遊菌対策)
オゾンの酸化分解力により、2次的な院内感染の原因とされている一般細菌やカビ菌などの浮遊菌、そしてインフルエンザ菌などを殺菌します。また、さまざまな悪臭原因(トイレのスカトール臭・アンモニア臭・生ゴミの腐敗臭)を分解。またタバコ煙に含まれるニコチン・タール・一酸化炭素・硫化水素などの化学有害物質を分解し、汚物処理室や居室などの独特な嫌な悪臭などを軽減します。
昼は間欠運転で脱臭&滅菌、夜は連続運転で強力殺菌&脱臭。老人ホーム(汚物処理室、居室)などの浮遊菌を根こそぎ分解殺菌することにより院内感染の防止をします。RCS測定による空気清浄度分類(NASA規準)の100,000クラスをクリアし衛生空間を維持します。
オゾンまめ知識
オゾンは、自然大気中に存在しており、酸素と同素体である無色の気体です。オゾンは、酸素分子と酸素原子からできています。1〜2分で酸素へ戻りますので残留性はありません。その濃度にさえ注意をすれば薬剤に比べて非常に環境にやさしい衛生管理を可能にします。
O2 + O = O3 (オゾン)
オゾンのもつ特徴として強力な殺菌力、酸化力、脱臭力、漂白力があげられます。
使用例1(ユニットタイプ)
持ち運びの出来るユニットタイプのオゾン発生装置(脱臭殺菌装置)を連続運転する事により24時間浮遊菌を殺菌・脱臭。
装置1
EZTシリーズ |
UTZシリーズ |
UTEシリーズ |
YS08IRZ |
YS11DK |
YS38SC |
使用例2(集中配管タイプ)
1台の装置で施設を丸ごと殺菌&脱臭します
特別養護老人ホーム(老健福祉施設)などのオゾンでの衛生管理システム導入の場合、常に入居者が居室に寝泊りする有人の状態である為、オゾン濃度は0.1ppm以下に抑えての管理が必要です。
今までは特別養護老人ホームなどの施設全体の浮遊菌対策の場合、部屋数が多かったり、除菌対象スペースが広過ぎてイニシャルコストの部分で負担が大きかったのですが、弊社独自のオゾン間欠運転の系統を制御ボックス(別売り)などで制御することにより、大幅な初期コストの削減を実現いたしました。
例えば天井高2.5mとし4000平米×2.5m=10000立米を、浮遊菌対策する場合、本来ならYSB9GNKが2台ほど必要になる計算ですが、オゾンガス吐出系統を5系統(10000÷5=2000立米)にする事によりYSB5GNKを1台の導入で解決します。(右図参照)
装置2
YSB3GNK |
YSB5GNK |
YSB9GNK |
YSO5SPK |
オゾン水は(付着菌対策)
オゾン水に完全に溶解したオゾンの酸化分解力により、オゾン水に触れただけで車椅子や施設内の殺菌洗浄、床の殺菌洗浄、手指の殺菌洗浄などさまざまな分野の殺菌水として活用できます。排水管内部の汚れ付着防止効果と脱臭効果もあります。
オゾン水は水と空気のみで出来ていますので薬品と違い残留性がありませんので、食材など口に入るものはもちろんその他の機器などあらゆる物に直接かけて使用します。1蛇口で使用の場合は、オゾン水と水道水を分岐コックで切り替え使用するタイプと、集中配管方式にて数箇所で同時使用できるようにするタイプに使用量に応じて大きく2つに分けられます。薬品を使わない衛生管理に大いに役立ちます。
オゾン水とは?
これらのオゾンを特殊な技術により、水中に溶け込ませた水自体に殺菌力のあるお水をオゾン水といいます。オゾン水の主原料は水と空気からできており、なんの添加物も使用しておらずオゾン自体が非常に不安定な物質である為残留性がない。以上の事から、オゾン水は生物分解を受けやすく、無公害であり、肌に優しく、安全性は非常に高い殺菌、脱臭、漂白水なのである。よって、赤ちゃんからお年寄りまで殺菌、消毒したい食品からおもちゃ、手荒いにいたるまで、何にでも安心して使用して頂けます殺菌水です。
良質なオゾン水とは
金魚ばちの中でブクブクさせたようなお水をオゾン水と勘違いされている方が多いですが、これはオゾン水ではありません。本来の良質なオゾン水はオゾンをミクロな状態にしてお水の中に完全に溶解させているものを言います。水そのものに触れるだけで殺菌できるお水のことです。良質なオゾン水は上から覗いて気泡が出ません。
オゾン水と他の殺菌剤との比較
殺菌水(薬品)名 | オゾン水 | 強酸性水 | 塩素系殺菌剤 | アルコール | |
2室方式 | 3室方式 | ||||
ヌメリ除去 | ◎ | × | × | × | |
除菌効果 | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | |
脱臭効果 | ◎ | × | × | × | |
周辺機器への影響 | ◎ | ×(さび) | ○ | × | ○ |
手肌への優しさ | ◎ | ○ | ◎ | ×× | △ |
食材へのダメージ | ◎ | ×(味の変化) | ○ | ×× | ×× |
使いやすさ | ◎ | △ | △ | ○ | |
次亜塩素濃度 | 0ppm | 30〜70ppm | 20〜60ppm | 50〜200ppm | 0ppm |
安全性 | ◎ | ○ | ◎ | ×× | △ |
イニシャルコスト | △ | △ | ○ | ◎ | |
ランニングコスト | ◎ | ◎ | △ | △ |
装置
YS05ZJW |
YS06ZWA |
YS15ZW |
YS30ZWプラス |
YSB3GNK |
YSB5GNK |
紫外線は
紫外線の殺菌力により直接照射することによりレジオネラ菌や大腸菌などの細菌やカビ菌ウィルスなどを瞬時に死滅させます。
空気殺菌の場合は紫外線ランプが内蔵された装置内部へファンにより強制吸気&排気を行い室内の空気を強制循環させることにより浮遊菌などを死滅させます。注意としまして直接、皮膚や目への照射は悪影響があるために密閉装置内通過時に殺菌を行ないます。
紫外線まめ知識
お肌の大敵って聞くけど紫外線って何?
紫外線とは、太陽から地球に届く光の中で、もっとも強いエネルギーをもった波長の短い光のことです。その強力な殺菌力は、直接皮膚や人体に照射されると悪影響がありますが、わたしたちに直接照射されない利用法であれば、さまざまな分野で有効活用されています。そして紫外線はさらに波長の長い順にA波、B波、C波に分かれています。
紫外線とは、380nm以下の部分を紫外線といいます。
紫外線の種類
波長 | 特徴 |
320nm〜 380nm |
女性に嫌がられるシミやそばかすの原因となります。また、皮膚のの弾力を奪いシワやたるみの原因になるともいわれます。 |
280nm〜 320nm |
日焼けによる火傷をもたらしますが、体内にビタミンDを作るのに必要な波長となります。 |
280nm以下 | 自然界には存在せず人工的なものです。その殺菌作用から実際には、観賞用の水槽に使われたり、養魚場で水の腐敗防止や鮮度回復に利用されます。 |
装置
YS08IRZ |
YS38UZS |
YS60UZS |
YS140UZS |
装置に関する詳しいことはお問い合わせページよりお問い合わせください。
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